MatsuLab. Lecture Note/sougouenshu2007

第1ラウンド解説

第1回目

10/4

課題
渡したMPI仕様書を読んで、どういった通信関数があるか調べて簡単にまとめてくること。 主に一対一通信、集団通信の2グループに分かれるが、それぞれに多くの通信関数が提供されているので、関数の特徴をまとめてくること

ヒント
一対一通信

集団通信

第2回目

10/11

課題確認

クイズ

MPIを使った並列プログラミング

基本

MPIアプリケーションと、サーバ・クライアント型アプリケーションの違い

MPIプログラムのサンプル
添付ファイル mpi_pi.c を参考。 このファイルはモンテカルロ法を用いてPIを計算する、本当に初歩的なMPIプログラム。 MPI関数もMPI_BcastとMPI_Reduceしか用いていず、1関数での通信量も高々4バイト。

mpi_pi.cのコンパイル&実行方法

$ mpicc -c mpi_pi.c
$ mpicc -o mpi_pi mpi_pi.o -lm
$
$ mpirun -np 2 -machinefile machines ./mpi_pi  <- 実行

課題

その1 mpi_pi.cにおいて、定数N_POINTSや実行するプロセス数をさまざまに変化させて、実行時間を確認すること。

その2 以下の指示に従い「行列とベクトル積を行なうプログラム」を実装し、実行すること。 シングルプロセッサ用プログラムを用意してあるので、それを参考にして良い。

シングルプロセッサ用プログラムのコンパイル&実行方法

$ gcc -c vector.c    <- vector.oが既に生成されていれば実行しなくても良い
$ gcc -c mul_matrix.c
$ gcc -o mul_matrix mul_matrix.o vector.o
$ ./mul_matrix    <- 実行

MPIプログラム(例 mpi_mm.c)のコンパイル方法

$ gcc -c vector.c    <- vector.oが既に生成されていれば実行しなくても良い
$ mpicc -c mpi_mm.c
$ mpicc -o mpi_mm mpi_mm.o vector.o
$ mpirun -np 4 -machinefile machines ./mpi_mm   <- 実行

課題の進め方

その1

その2

松岡研PCクラスタPrestoIIIの使い方

作業には基本的にターミナルを使用する

参考文献

  1. MPIドキュメント集
    • 初回配布資料は、この文献の前半部分(140ページまで)
  2. TSUBAMEの構成
  3. MPIによる並列プログラミングの基礎(PDF)
    • 同志社大の先生が書かれた、非常に詳しい日本語資料

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